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光元 里香
no journal, ,
プラント内では、一定出力運転状態においても、温度,流量,圧力を代表とするプロセス信号に、ゆらぎが発生しており、それらのゆらぎは信号間を伝播することが知られている。これらのゆらぎ及びその伝播経路は、プラントの特性及び機器の健全性を評価するうえで重要な情報を持っており、明らかにしておく必要がある。高速増殖原型炉「もんじゅ」においても、平成7年度に実施した40%出力での性能試験の結果から、プラントの運転に影響を及ぼさない程度の微少なゆらぎが、プラント内に広範囲に存在していることを確認した。本報告では、これらのゆらぎの伝播経路を評価することにより、プラント内で観測されたゆらぎが、4つのゆらぎ源(中性子束,原子炉容器出口ナトリウム温度,1次主冷却系流量,給水流量)を起点とし、伝播しているものであることを明らかにした結果について報告する。また、それらのゆらぎの発生機構を解明するために次回性能試験にて実施を計画している試験の内容についても報告する。